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健康なヘアサイクルと生活習慣
美容師をしていて感じることはここ数年女性の薄毛が増えてきていると思います。
やはり、社会で活躍されていることによるストレスでしょうか?
男性と同じような生活習慣(飲酒・喫煙・寝不足)の女性も増えてきていることも原因の1つだと思います。
女性は過度なダイエットによるものも例としてあげられます。
ちなみに、僕の経験上でも週4の飲酒・毎日の喫煙・かなりの寝不足を続けていたら異常なほどの抜け毛が続き薄くなりましたのでおすすめはできません。(笑)
髪には3つのヘアサイクルがある
まず、ヘアサイクルというのは、「成長期」「退行期」「休止期」の3つを1クールとして髪の生え変わりを繰り返しています。
髪はそれぞれのステージで、どんな状態にあるのでしょうか。
成長期は、まさに髪が成長する段階です。髪の毛の元である毛母細胞の細胞分裂が活発に行われ、毛球部で作られた毛は、その後、上部へと押し上げられます。人間の髪の毛は、約10万本あると言われています。その約85%が成長期の段階にあり、一般的には2〜6年で次のステージへと移行します。
退行期とは、休止期に移行する過程の時期です。毛母細胞の細胞分裂が衰え、毛球が退縮し、完全に退化します。この期間はおおよそ、1〜2週間程度と言われます。ヘアサイクルの最終段階である休止期では、髪の毛の製造がストップし、古くなった髪の毛が抜け落ちます。このステージは、約3〜4カ月かけて終了します。
男女や個人で差がありますが、女性の場合、平均的に4〜6年でヘアサイクルが一周し、一生で15〜30回ほどのヘアサイクルを繰り返すといわれています。 引用元アデランス
このヘアサイクルが乱れると「成長期」と「退行期」が逆になり薄毛になっていきます。
そして、通常の頭皮ケアだけでは改善することが難しい遺伝性のある酵素が原因で起こる脱毛もあります。
遺伝性の脱毛原因ってなに!?
髪が抜けてしまう原因は、加齢・生活習慣・ストレスなど様々な要因がありますが、遺伝的に起こる脱毛だと通常の頭皮ケアだけでは改善しにくいです。
「AGA」「FAGA」という言葉を耳にされた方も多いと思いますが、これらは「5αリダクターゼ」という酵素によって起こる脱毛症になります。
この5αリダクターゼは、男性ホルモンを脱毛原因物質「DHT」に変換し、毛乳頭を委縮させるため、髪の成長がとまり抜けてしまいます。
脱毛のメカニズム
〇酵素「5αリダクターゼ」
+
〇男性ホルモン「テストステロン」
=
〇男性ホルモンがDHTに変換
⇩
〇DHTの攻撃が毛乳頭を委縮
⇩
〇退行期に移行(髪が抜ける)
この酵素は男性ホルモンに作用するもので、ようは男性ホルモンが脱毛原因物質に変換してしまうということですね。
最初にも述べましたが近年の生活習慣・ストレスなどの要因が男性だけでなく女性にも増えてきている傾向があります。
まとめ
美髪には正しいヘアサイクルが大切なのがよくわかりますね。
「AGA」「FAGA」を促進させないためにも生活習慣の改善が大切です。
この改善が、加齢自体も緩やかにしてくれ「髪年齢」も変わってきます。
美髪は外からトリートメントなどのヘアケアだけではなく、内から美髪になるために日頃からの習慣もとても大切なんですね。
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